がん検診を受けたところ、子宮頸部の異形成と診断がでました。経過観察をして放射線治療(抗がん剤併用)を受けるような癌にならないようにと一年ほど通院しました。三ヶ月ごとに細胞診検査で内視鏡検査を受ける苦痛も、なかなか改善しない検査結果にも苛立ちが募り、私は友人のアドバイスを受けて円錐切除手術を医師に申し出ました。あんなにダラダラと経過観察をしていたのに、手術となるとよく月にはもう日程が組まれて、1週間の休職を余儀なくされました。担当医は毎回代わり、オペ当日にはなんと手の空いた医師がやりますと言う返事まで。簡単な手術だとはわかっていましたが、私は全身麻酔をする手術を受けるのは初めてで不安でした。大学病院でしたので、手術を見学する医学生数名に下半身を覗き込まれる事になり、私はこの病院での診察や経過観察を続ける事に不信感しか募らず、転勤を機に隣の県の大学病院へ転院しました。丁寧な診察と、術後の経過を調べた新しい担当医は、よく頑張りましたねと一言。なんと、術後の感染症を引き起こしていて、傷口から膿が出ていると言うのです。改めて洗浄と化膿止めの内服液を処方して貰ってからは、みるみる痛みが引きました。やはり、大きな病院によっては医師との十分なコミュニケーションが図れない場合も少なく無いので、設備や医師の人数が多い病院ばかりではなく、それぞれの病気のエキスパートのいる病院をピンポイントで探される事を強くお勧めします。私の様に、失敗しない様にお気を付け下さい。ちなみに、転院した病院には半年通院した時点で完治しました。