コンテンツへスキップ

がんという病名を受け入れる難しさ

病気についての知識が乏しいため、入院し、しかも手術をすると聞くと、がんではないかと疑ってしまいます。実際に、60歳を過ぎて手術をする場合は、がんのことが少なくないようです。
父が検査のために入院した時も、がん以外の病名は思い浮かばず、またその後実際に癌だと診断されがんの最新治療を受けることになったのですが、身内の場合はその事実をなかなか受け入れることができませんでした。
更に難しかったのは、父本人にどうやって伝えたらよいのかということ。日頃から丈夫で、家族の中でも一番病院に縁がなかったので、本人にとってはまさに青天の霹靂だったと思います。母は告知をしないように担当医に頼んでいたようですが、口には出さなくても父は何となく察していたようです。
幸い手術は無事に終わって2ヶ月ほどで退院し、これまでと変わらなく生活できるようになりました。40年以上も吸ってきたタバコをやめた以外は、父に大きな変化は見られませんが、再発の可能性があるがんという病にかかったことで、家族でもわからない心境の変化があるのではないかと想像しています。