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妹の腎臓病。それでも笑う力が必要だ!

20代前半の妹が就職してすぐのタイミング。「なんだか膝が痛いんだけど」から、全ては始まりました。膝の痛みを訴えた翌日、その痛みは歩けないほどまでに増し、発熱。そして突然の血尿。離れて暮らす看護師である母親にすぐ電話をし、翌日病院に連れて行きました。そこで発覚したのがiga腎症という大きな病でした。発見が遅れたりこじらせたりすれば、命に関わる大病とのことで、即実家に近くに入院することに。結論から言うと、入院してから1年が経った今は月に一度の検査のみで元気に過ごしています。しかし、妹の入院生活は本当に過酷なものでした。痛み止めの注射が必要なほどの薬の副作用、特にステロイドの副作用はひどく、年頃の女の子にもかかわらず顔が晴れ上がり、肌がどす黒く変わっていきました。病室には意図的に鏡をおかず、できるだけいつもと変わらない気持ちで接しようと心がけましたが、人の感情に敏感な妹です、すぐに勘付かれました。しかし偉かったのはここから。「必ず治るから、今はこの生活を楽しむよ!」と凹む我々家族を前にいつもニコニコ笑う妹。我が家族ながら、なんてデキた妹なんだろうと本当に涙が出ました。そして宣言通り、しっかりと回復。お医者さんや看護師さんの温かさに触れ、同じ病室にいた友人とは大親友になり、今では「あの顔写真に撮っておけばよかった〜!」と笑い話にしています。妹よ、やっぱり病気に勝てるあなたにだからこそ、神は試練を与えたのだ!

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